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読書記録

#最近,日記とかはmixiでつけているのですが,アメコミ側を更新していないのもなんなので,同じ内容を投稿してみることにしました

ここ最近は,本を読んだり,DSをやったり,映画や洋ドラのDVDをひたすら見たりと,地味に暇つぶし要素がいっぱいありました.ども,おひさしぶりですunepです.

とりあえず,全部一気に書いてしまうとネタがなくなってしまうので読書記録から.

■京極夏彦『陰摩羅鬼の瑕』
いままでの作品とは,多少趣向の違う文庫版の最新刊.前回の事件で廃人寸前になっていた関口が,けっこう活躍してます.
驚いたのは,終盤に至るまで『事件らしい事件』が一切起きないところ.普通の文庫本なら2冊は終わっちゃう文量が,事件の背景(というかまぁ,そこが本質なのですけども)に当てられています.
面白かったかどうかと問われれば面白かったのですが,ミステリとしての新鮮さは少なかったかも.

■森博嗣『封印再度』
これは純粋に面白かったです.
森作品は理系ミステリとカテゴライズされることが多いのですが,まさに理系といった感じのトリック.状況的な説明は完璧になされているので,あとは想像力と知識がモノを言うって感じですね.伏線の張り方が秀逸なため,最後まで推理を楽しめました.
ちょっと古典的な本格ミステリ臭を感じたなぁ.
このシリーズは当初,5作目であるこの作品で完結される予定だったこともあり,構成もしっかりとしています.

■森博嗣『黒猫の三角』
もう1つのシリーズである『Vシリーズ』の第1作目.
こちらも面白かったのだけれど,作者の手の内が読めてしまったため中盤で犯人は割れてしまった.理系ミステリと言うよりも論理ミステリといった評しかたがしっくりとくるかな.
登場人物のキャラクタが掴みきれていないので,まだ娯楽としての面白さはわからないけれど,同じ調子で続編もロジカルに楽しめるのなら読み進めたい.

by unep | 2007-01-21 23:59 | その他

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