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あけましておめでとうございます

年末~正月休みを経て,本日から更新再開いたします.
今年もよろしくお願いいたします.

新年一発目の話題は年末に行ってきたCOUNTDOWN JAPANから.
今年は妙にメジャーアーティストが多くてアレな予感いっぱいだったのですが,幕を下ろしてみればロックロックしていたのではないかと思います.実力あるバンドってのはやっぱ知らない人でも惹きつけるだけのパワーがあるのでしょうね.
とりあえずさらりと感想を.



1日目.オレンジレンジがメインステージのトップということで初回から人の入りはなかなかのもの.このブッキング,ロックイベントとしてはどうかとも思っていたのだけれど,なにやら“意外とロックだった”との話も聴いています.まぁ,聴かなかったし,たぶん今後も聴くことはないけれど.
本来はセカンダリステージのSyrup16gを見る予定だったのだけれど,クロークで時間をとられて見られずに終わる.そこまでファンではないので後悔はしていないが,編集長の前説を聞けなかったのが残念.メインステージは渋谷さんだったのだろうか??

・フジファブリック
で,最初に見たのはフジ.この間,すでに軽音のN君に遭遇するなどの小さなイベントが発生.演奏は以前に見たときよりも巧くなっていた気がするが,やはりCDっぽくてどこかライブ感が足りない部分も.ジミ=ヘンドリクスみたいに背中で弾いてたのにはキタけどね.
彼らのセンスはやはり只者ではないと思う.ロックバカのための音楽といっても過言ではないはずの彼らが普通に売れているのだから,今の日本のロックって素晴らしい状況なのかも.あれだけ難解な曲をこの完成度でやれるのは,かなりの実力だと思う.

・BENNIE K
その後,休憩をはさんでBENNIE K.彼女たちよりも,楽曲のクオリティに期待していたが,そこまで完成度が高いわけでもなかったらしい.コークのCMの曲はコーラスがカラオケだった.シーモネーターが登場したのが一番の収穫.Vo,MCともに上手だけれどもうちょっとスキルをあげていただきたいところ.一番上手だったのはバックDJとシーモ.

・つばき
残った時間でサードステージに移動してつばきを少し鑑賞.やっぱこのライブ感だよね・・・と感じさせるのは鳴りがよいMOON(サードステージの名前)の魔力だろうか?曲数を多く聴かなかったのでコメントは難しいが近場でライブやっていたら必ず見に行きたくなる演奏だった.

・ELLEGARDEN
この間,いろいろとやってメインに移動してELLEGARDENを聴いてみる.すげーいいとこ取りの美味しいバンドだと思う.ギターの感じはアジカンとかそっちよりで,曲調はBEAT CRUSADERSに近そう.ただ,PAの所為なのか,演奏の所為なのか,それともホールの鳴りが悪いのか,かなりキュインキュイン鳴るので見るのをやめた.集客を見た感じではすでに売れてるバンドみたいですね.

・セカイイチ
本日のメインイベントであるセカイイチ.相変わらず,チューニングとかセッティングは自分でやっている.そして,客もそれを暖かく見守るという不思議空間セカイイチ.演奏はかなり上手.何よりも楽しそうに演奏しているのがいいなぁ.以前に聞いたときよりも新曲が増えていた気がした.じっくりとセールスを伸ばしてそうな感じがする.あとは起爆剤かな.

・KEN YOKOYAMA
相変わらずオープニングでメタルを弾く.そして例のごとく“メタルは嫌いだ”発言.うらやましいぐらい息のあったバンドで,KENさんの子供が登場してみたりと親バカぶりも発揮.パンクに完成形なんてないと思うけれど,あるとすればこんな自由なスタイルなのかもね.曲は半分くらいしか知らなかったけれどリフを聴いただけでノれた.

・東京スカパラダイスオーケストラ
締めの一品.ハイクオリティ&ハイテンション.でも,SBDの永積タカシくんがステージに出たのが一番うれしかった.そこまで前にいたつもりはなかったのだけれど,ピット後方で激しく踊ってました.このライブ感には誰も勝てないのかしら.


そして2日目.荷物もなくなって軽やかなスタート.そういえば,1日目の帰り道にオレンジレンジのポスター(海賊版)とか売っていたのがかなり失笑.そういうキャラなのかよw
これで2日目にハヤシとかカヨ(ポリシックス)のポスター売ってたら面白かったのにね.

・POLYSICS
ということで2日目はポリからスタート・・・先が思いやられる.とにかく体力を消費したポリのライブ.前から10列以内には入っていたはず.彼らはMCをほとんどしないのが芸風なので(同系のくるりと違って,その分他でファンサービスするし)体力勝負である.
衣装から始まってキャラ作りまで徹底したこだわりが見られるところが素晴らしい.ちなみに,ハヤシはこの後ラジオに出演し,DJブースでも見事なエアギターならぬエアバンド(ドラムからキーボード,ベース,そして歌まですべて美味しいところどりで狂乱していた)を披露.オマエDJジャナイジャン・・・というツッコミは不要.

・the ARROWS
セッティング時間を使ってサードステージへ.
ちら見程度だったけれど,楽曲の面白さはビンビン伝わってきた.
Voの感じはSBDみたいな感じで,ギターは流行りのアジカン系(?),曲調はひねりが聴いていて面白い展開.売れる要素は満載なのかもしれないですね.後でチェックしてみる予定.


・eastern youth
再びセカンドステージに戻ってeastern.エモコアとはよく言ったものだと思う.感情のこもったVo&G,Ba,Drの演奏がかっちりとはまって楽曲の雰囲気を作り出している感じ.何度見ても鳥肌が立つ.ポリとは対照的だと思うけれど,双方のライブ全体の雰囲気を外見も含めてトータルで作り上げるスタイルは理想的.片仮名の歌詞が響く.

・detroit7
昨年の大収穫だったdetroit7.前回のピリピリとした張り詰めた感じのあるライブではなく,今回は落ち着いた感じが出てきていた.大きな箱でやる機会が増えたおかげだろうか.(あとはライティングが明るく,Voもよく笑っていたからかもしれない)
それでも疾走感は失われることなく,彼女らのライブでオーディエンスが大合唱したのは感動モノである.新曲も入っていていい感じだった.

・グループ魂
何故か次の日には紅白に出演することとなったグループ魂.演奏どうこうではない勢いで生きている悲しい大人の姿を見せてくれた.内容は下ネタ前回で,楽曲が増えたわけでもないようなので去年に引き続きといった感じだった.
Over 30 do the SHICOL! 就職しやがれ!!バカな大人のよい見本(褒め言葉).

・GRAPEVINE
完成度の高さならば本日のナンバーワン.前半部分は新譜からの曲だったので知らない感じだったが,中盤で暗転して“豚の皿”で始まったときには鳥肌が立った.その後は圧倒的な音作りでメインホール全体を鳴らせていた.まさにプロのロックバンドである.

・The かまどうま
くるり岸田と堀江博之の企画ユニット.前半がカバー×アコースティックで後半はオリジナル×ドラム岸田という異色の展開.選曲がとにかく面白く,民生の息子,スーパーカーのLUCKY,京都府の民謡などなどいい感じで聞かせてもらった.


・PENPALS
本日でついにラストライブとなってしまうPENPALS.最近,高校のころに聞いていたバンドがどんどん解散していって寂しい気分である.聴いていたころからすでに6~7年たっているはずなのに,曲は頭の中に入っているのだから不思議である.気づいたらしっかりと踊っていた.2日目のトリにふさわしいステージは長大なアンコールを入れて1時間を余裕でオーバー.この瞬間に立ち会えたことを誇りに思う.


2日目の全体的な感想としては,クオリティの高いロックバンドが一挙に終結した感じだ.1日目はさぼっている時間が多かったのだけれど,2日目はほとんど休みなしの強行スケジュールだった.それでなおZAZENやMo'someが見られないのだから恐ろしい.ロック充実度は2日目がNo.1だ.
そして,最終日の3日目・・・前2日とは違いオールナイトのため遅い時間からのスタートとなる.それまではカラオケで適当に予習して時間をつぶした.

・AIR
最近動向がないと思ったらほとんど休止状態だったらしい車谷.久々の復活・・・のはずだったのだが,ブランクの所為か,それともかつてのパンクス路線とは異なっているためか客数はまばら.Freedom'99のころの拳を突き上げる感じではないにせよ,それでもメッセージは変わらないはずなのだが・・・.3日目の最大の目的はAIRだったので,ライブが始まる前から心臓がバクバクしてました.
アコギ一本で登場した車谷の弾き語りから始まり,カラオケにも入っていたSunsetなど穏やかなAIRが続く.バンドの演奏技術もかなりのクオリティで,Voのよく通る声がセカンドステージ全体を包む感じ.アコースティックだけれどひじょうにグルービー.
後半はアップテンポの過去のナンバーをよりファンクに演奏.“Put your hands up”で手のひらを空に掲げられただけでもものすごい満足感だった.

・RADWIMPS
雨傘のとーる君がいいと言っていたRADWIMPS.少し見ただけなのだけれど演奏はかなり荒削りな感じ.だけれど,曲のセンスがものすごくいいので驚いた.ものすごく若いらしいという話だが,とにかく緊張していたのではないかと思う.いっぱいいっぱいだったけれど,また見たいと思えるようないいライブだった.CDでチェックしてみる必要あり.

・エレファントカシマシ
恐ろしいバンドである.メインステージのホール全体をあたかも小さなライブハウスであるかのように鳴らしてしまうバンドは彼らぐらいではないだろうか?(GRAPEVINEはホール用の曲が多いし)
バックバンドの完璧な演奏が宮本のロックで暴力的なVoにあわせて演奏するという普通のバンドには見られない演奏スタイル.彼にとってはメッセージこそがすべてで,演奏なんてどうでもよいのかもしれない・・・そんなことを考えた.宮本がどれだけ無茶な店舗でがなり,ギターをかき鳴らし,叫んだとしてもバックバンドはかならず合わせてくれる・・・そんな信頼感がなければできない演奏だろう.圧巻.

・麗蘭
ぜんぜんノーチェックだったのだが見に行ってびっくり.そこには中井戸"CHABO"麗一と土屋"蘭丸"公平がいた.ありえないギター.ありえなー空間・・・あひゃ~って感じで感動して涙が出るかと思った.もうね,素敵なのよほんとにもう.すでに感想にすらなっていない罠.DVD買っちゃいました.

・No Regret Life
今年のフェス最大の収穫物は彼らを知ったことかもしれない.とにかく唄が巧い.雰囲気としてはLost in timeのVoに似た感じだけれど,こちらのほうは曲調がもっとストレートでひねり技のない直球.そこが不満といえば不満なのだけれど,持ち味でもあるのだから面白い.こいつらもCD買っちゃいました.演奏のレベルもかなり高いのでライブがあったら必ず見に行かねばな感じ.

・ランクヘッド
軽音でやっている子がいて,それがきっかけで聴いているランクヘッド.考えてみればLost in timeも同じパターンで聴くこととなったので,ライブってのはすごいのだと思う.演奏のレベルはかなり高く,なんだかスネオヘアーに近いとの意見も一緒に見た面々から出た.ライブではもう少し激しいギターではないかと想像していたので少しイメージとは異なったが非常に上手な演奏だった.


・くるり
カウントダウンはくるり.どうやら,今年も湊屋に岸田が出没していたらしい.MCはすでにやるつもりもない彼ら,それでも音楽だけで黙らせて引っ張りあげる力があるのは流石である.カウントダウンは観客が勝手に盛り上がって迎えた感じ.くるりは年越しの瞬間までくるりでした.


この間,ロッキンオンの福袋を買いに物販へ.今年も夏フェスのTシャツやらが入って2000円の福袋は並んでいる人の分だけですでに完売.中身はイマイチだったので,清志郎を見ておけばよかったなぁ・・・と思った.


・LOST IN TIME
俺の中ではこいつらが今年の大トリ.なんて小さなスケールのメッセージをこんなに大きなスケールで演奏できるのか不思議だ.とにかく心の中に染み込んでくる唄がよい.そして,それを支えるバンドの演奏も素晴らしい.唄いながらベースを弾いてあの声が出るのはぜひ手本にしたいところ.感動の大団円といった感じだった.


この後,BEAT CRUSADERSやレミオロメンもあったのだけれど,なんとなく眠かったので眠り気づいたら終わっていた.まぁLostで満足していたので特に後悔することもなく.
ただ,薄着して眠っていたら軽く風邪気味になってしまった.

by unep | 2006-01-05 18:27 | 音楽

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